未来に羽ばたけ兵庫のものづくり

兵庫のものづくりの祭典が神戸国際会議場を中心に宇宙飛行士 毛利 衛 氏・ノンフィクション作家 山根 一眞 氏の記念講演を行い、県下の技術の ブース展示とポスターセッションを行いました。
今回の祭典は兵庫県立工業技術センター創立90周年と当社らが加盟する兵庫県工業技術振興協議会設立40周年記念事業として行いました。
毛利 氏よりスペースシャトルでの実験など興味深いお話をいただき、当社など鋼を鍛え、組織の微細化を図り、刃物作りをしておりますので宇宙空間での半導体の単結晶の実験の お話しで表面が酸化し重力下では対流が起こる為、酸化膜が内部に混入し、良質な単結晶が作れなかったが、宇宙では対流が無く酸化膜が壊れずに単結晶を保護して成長して成功したお話しを聞き、最初酸化膜ができた時には実験の失敗を考えられたそうですが、地球に帰って結果を分析すると失敗の酸化膜が保護膜になった事をお聞きし、刃物を鍛える私達は常に脱炭を恐れ、雰囲気を調整しながら熱処理をしますが、 場合によっては酸化膜が脱炭を防ぐ事を長い間に経験してきました。
同じような事が宇宙でも起こる事で宇宙が身近に感じられました。
その後、山根 氏よりのご講演で、「モノ作りは環業革命へ」と題し産業革命以降、資源を消費し地球環境を悪化させてきましたが、これからは環境を中心の環業革命を各企業が起こさないと次の時代に残れないと お話しされ、また先ほどの宇宙の話しと深海での日本の技術が世界一で海底から炭酸ガスが高温で噴出しているところを見せていただき本当の意味での環境がどうあるべきかを考えさせられました。


兵庫県立工業技術センター 松井所長挨拶

オープニング


日本科学未来館長 毛利 衛 氏

交流会


三木特産工業技術研究会会員企業

会員企業と研究会


光社 パネル展

制振スリット有・無のテスト


鑿・鉋・チップソー・スーパーXモアの展示

ブースの様子

三木特産金物技術研究会の会の展示と会員企業の展示を掲載しましたが、当研究会では鋼材の材料屋や木工所、プレス加工、レーザ加工、刃物メーカーなどが集まり三木の地でしかできない物をで作っております。
有志の会員企業で出品させていただきました。
当社のブースでは、ポスターでの案内と最新のチップソーの制振性を見ていただく展示を行い、ハンマーで叩いて標準品と制振加工(レーザによる)との違いを見ていただきました。
当日、参加された企業の工場での制振性の実験など色々お話しをいただきました。
また、新開発のスーパーXモアの展示を行い、農業機械刃物の最新の技術を見ていただきました。

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